白内障
白内障とは眼の中の水晶体が濁って来る病気です。
そのほとんどは加齢による老化現象です。
治療方法としては手術で濁った水晶体を取り除き、代わりに人工水晶体(眼内レンズ)を挿入します。
白内障日帰り手術
濁った水晶体を超音波で砕き、吸引して取り除きます。
そこに新たに人工の眼内レンズを挿入して手術が終了します。手術はおよそ5分〜10分で終了します
多焦点眼内レンズ
白内障手術は進歩し、手術中の合併症や手術後の炎症の発生率も低くなり、現在では、国内で年間約100万件程行われ、多くの方が手術後の感激を味わっておられます。
手術は小さな切開で眼内にレンズを入れることができ、短時間で終了します。手術当日の帰宅もできるほどです。
現在は従来の単焦点眼内レンズだけではなく、多焦点(マルチフォーカル)眼内レンズもあります。お気軽にご相談下さい。
単焦点眼内レンズの見え方イメージ
単焦点眼内レンズはその名が表すとおり、1つの距離に焦点を合わせた眼内レンズのことです。単焦点眼内レンズを入れた後は白内障のにごりがなくなり非常に明るくなり見やすくなりますが、1つの焦点しか合わないため、手元の新聞も、遠くのTVも両方の距離がくっきりと見えるという訳ではありません。
多焦点眼内レンズの見え方イメージ
多焦点眼内レンズは、焦点を1つの距離のみに合わせる単焦点眼内レンズと異なり、遠距離、中間距離、近距離など複数に焦点が合います。
近くのものや、遠くにも焦点が合うようになります。
職業柄、めがねやコンタクトレンズの装用ができない方はもちろん、めがねをかける頻度や本数を減らしたい方には好ましいと言われています。
●多焦点眼内レンズ手術料金…【両眼】700,000円(2012年4月現在)
フェイキックIOL
フェイキックIOLとは眼内レンズを装着する視力矯正法です。
レーシックのようなレーザー治療は角膜の形状を変形させるために組織を削るわけですが、これらの治療はやり直しが効きません。
この方法ならレンズの交換が可能で、非常に広い幅での屈折異常に対応できます。
レンズは虹彩(茶目の部分)に固定されずっと入れたままです。
1986年から世界中の何万人もの人々が
レンズ移植によって快適な生活を送っています。
目の中に装着できるように設計されています。
手術は通常10分ほどです。ですから「日帰り手術」ということになります。
殆どの人は2〜3日以内によい視力を実感できます。18歳から60歳までの人で全身状態などが良好であれば移植手術を受けることができます。
特別に訓練された眼科医により手術が可能です。詳しくは当眼科にご相談下さい。
●フェイキックIOL手術料金…【両眼】 400,000円(2009年4月現在)